秋元書房の本「ジュニアシリーズ 第七集」
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書 名
著 者   発 行 備 考
241 ふたりの秘密   赤松光夫   S40.11.25  
242 この愛の十字架   井上律子   S40.12.05 ノンフィクション
243 朝やけ夕やけ   川上宗薫   S40.12.10  
244 高校生日記 加藤諦三 探書中   加藤諦三文庫 A4
ノンフィクション
245 誰もが見る夢   中村八朗   S41.01.10  
246 おーい先生   須知徳平   S41.01.25  
247 私のお母さん   秋元書房/編   S41.02.05 ノンフィクション
248 負けるもんか   芥川賞作家
菊村 到
  S41.02.10  
249 どっちがどっち 大木 圭   S41.02.25 秋元文庫 B2
NHK少ドラ
250 青春の贈り物   赤松光夫   S41.03.10  
251 よく遊びよく遊べ   幻 余次郎   S41.03.25 秋元文庫 B3
252 高校生たち   玉井美知子   S41.04.05 ノンフィクション
253 ケンカでデイト   川上宗薫   S41.04.10  
254 じゃ、またね   ボルトン
中村凪子/訳
  S41.04.25  
255 右むけ左   紅 ユリ子   S41.05.10  
256 友あり愛あり   八木義徳   S41.05.25  
257 ラブレター   青山梅麿・伸子 探書中 S41.06.05 ノンフィクション
258 ひとりっ子物語   中村八朗   S41.06.10  
259 さびしくないわ   B.カヴァナ
一色義子/訳
  S41.06.25  
260 おない年   藤井重夫   S41.07.10  
261 初恋実験中 赤松光夫   S41.07.25 秋元文庫 B1
262 高校生の手記集   秋元書房/編   S41.08.05 ノンフィクション
263 うわさの学園   川上宗薫   S41.08.10  
264 わが校のホープ   浜野卓也   S41.09.10 表紙:湯 朝美
265 美しきライバル   多田裕計   S41.09.25  
266 灘高校生の受験日記   園池 靖 探書中 S41.10.25 秋元文庫 E6
ノンフィクション
267 高校受験作戦   全日本中学校校長会会長
小林 茂/監修
  S41.10.30 ノンフィクション
268 高校二年生   新田次郎   S41.11.10  
269 マリアンの友だち   N.ジョンソン
山本恭子/訳
探書中 S.41.11.25  
270 先生は独身   中村八朗   S.41.12.10 表紙:森川千恵子
271 クラスに美男美女あり   宮崎博史 探書中 S.41.12.10  
272 こころ美しく   大木 圭   S.42.01.10 表紙:島貫澄子
273 早春の死   川上宗薫   S.42.01.25  
274 ああ青春 加藤諦三   S.42.02.10 加藤諦三文庫 A3
275 こんにちはパパ   羽生敦子   S.42.02.25  

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『どっちがどっち』について 一覧へ戻る
 夏子と冬子はフタゴの姉妹ですが、お母さんは、フタゴが見せ物やオモチャあつかいにされたくなかったので、ただの姉妹として育てることにしました。
 ふたりは、幼稚園から別々のところに通い、この春、夏子はV女子大の付属女子高校に、冬子は都立Q高校に入学しました。 ふたりは、それこそ瓜ふたつですが、同級生すらフタゴの秘密を知りません。そこで、やっかいな事件が、次から次へと起こってきます。しかし、そこはそれ人間のこと、よくよく観察すれば、似ているくせに似てないことばかりです。
 例えば、学校から帰ってくると、夏子は、まず、制服を着替え、机の上を片づけ、宿題をすませてから、買い物のお使いをしたり、お料理の手伝いをしますが、冬子のほうは、勉強べやの入口に立って、かばんをぽいと投げる。茶の間へかけおりてオヤツをほおばり、そのままベッドに入って夕食までグースカ眠ってしまうのです。
 夏子の好きなテレビがクイズと文芸ドラマとくれば、冬子はもっぱら西部劇とボクシングです。初恋の年ごろともなると、二人の反応もまた複雑でやっかい。仲がいいようでケンカのたえないふたりの青春やいかに。
NHK少年ドラマシリーズ「どっちがどっち」の原作本
NHK少年ドラマシリーズについては にのPさんのHP(少年ドラマ伝説) にどうぞ

『よく遊びよく遊べ』について 一覧へ戻る
 学校は遊ぶところとカンちがいした生徒の恋とイタズラの物語
 たいがいどこの学校にも、授業中はなりをひそめてユメのなか踏まれたOnaraのように頼りないけど、放課後となるや、その瞬間からバッチリとハッスルする連中がいる。
 名づけて放課後族である。この小説にご登場願った男生徒のメンメンもそういう放課後族なのだが、どういうかげんか、いたずらの才能だけ異常発達しているため、クラスの女生徒や担任の先生こそ、とんだメイワクをこうむっている。
 人の恋には、チョッカイをだすし、ミミズ入りの茶碗むしを先生に食べさせようとしたり、トイレの男子用と女子用の札を入れかへたり、水洗便所に金魚を入れたり、イヤハヤ、一日として平穏無事の日がないありさまだ。
 余談だが、この小説を書こうとしているワタシも放課後族であった。普通、中学→高校→大学を卒業するには10年あればいいのだけど、ワタシは放課後のミリョクにとりつかれて14年かけたのでアル。だから、ワタシは放課後に関してはチ〜とばかりケンイである。
 さて、これからユメとスリルとロマンスの放課後へ君たちといっしょに深く静かに潜航してみようと思う。
 乞うご期待!  ジャジャジャジャーン

    おもな登場人物
青島 啓 ――文旺中学3年。いたずらの、いたずらによる、いたずらのために、この世に生れてきた人間のサンプルみたいな生徒。学校の平和のためには、いないほうがいいと思われている。
熊沢伍郎 ――酋長というアダ名で青島のボデーガード役をしている。頭がおヨワイ。
宮田正司 ――3年1組のクラス委員。高倉かな子に恋こがれている。
高倉かな子 ―学校一の美人で、ミス文旺中学。
中田あい子 ―重量級で、横にスマート。
白石浪子 ――不良少女。高倉かな子、中田あい子と3人で生意気な青島をとっちめようと一考するが・・・。

『初恋実験中』について 一覧へ戻る
 大たんで、はつらつな少女と内気な青年の初恋実験。リトマス紙は赤くなったり青くなったり
 高校の合格がきまり、入学式までの休みの間は、人生にとって最も幸福な毎日≠ナしょう。
 木山竜平君は、そういう幸福な毎日≠満喫している城山高校ゼロ年生ですが、ある日、もう一つおまけの幸せをつかんでしまいました。自転車に乗った美人の少女とぶつかって、ともどもころんだのを機に、その少女とすっかり意気投合してしまったのです。
 早川悠子というその少女は、大たんで、はつらつで、万事ひかえ目の竜平君をすっかりとまどわせたりします。進学のため大阪から出てきて、もっか駅前の医院のお手伝いさんをしているというのですが、どうでしょうか?
 新学期、竜平君は、同じクラスに悠子さんがいるのを見つけて、びっくりさせられます。でも、悠子さんほどの美人が入学してきたのに、全校の男生徒がほっておくわけがありません。野球部の名投手金田君や、ハート族こと梶山君たちなど、ぞくぞくライバルの登場に、竜平君の初恋実験も、なかなか前途多難のようです。

    おもな登場人物
竜 平――城山高校1年生。気が弱くて。いくらかハンサム。女生徒にもてること、もてること。そのために、とんだ被害をこうむったりする。
悠 子――城山高校1年生。進学をめざして大阪から上京。男の子をよくとっちめる勇敢な女生徒。そして美人でチャーミング。
礼 子――「城山小町」というあだ名のあるほど美人だが、悠子の出現でカゲがうすくなった。
栗原先生―竜平の担任教師。「山ネコ」のあだ名あり。 音楽の高見先生にまいっている。
ハート族―城山高校の不良グループ梶山、カッパの彦こと河田、ドモ福こと福川の3人組で、女の子のハートをしびれさせることに専念しているが、そうは問屋がおろさない。

『灘高校生の受験日記』について 一覧へ戻る
 灘高校は、なぜ入試に強いのだろうか? 灘高式勉強法の秘密を細大もらさず公開した高校3年間の記録。

 補習ははやらず、クラブ活動は盛んで、しかも東大合格者日本一。灘高は、いったいどんな勉強をしているのであろうか? 新入生はその変わった勉強方法に度ギモをぬかれるという。
 本書は、そのナゾの3年間を公開すると同時に、使っている教科書、参考書とその進み具合からテストの問題まで記録したもの。受験生が毎日をこの通り過せば必ず受かるであろう。他に全国予備校一覧、定評のある参考書、昭和42年度入試の傾向と対策等あらゆる最新の受験情報を収録。

『早春の死』について 一覧へ戻る
高校3年生の真理子はだれよりも姉が好きだった
姉の恋人である秦先生からじつは君を愛している
と告白されたときの真理子のおどろき……
姉と先生のしあわせを願いつつ自分も先生にひかれていく苦悩に
真理子はついに死を選ばねばならなかった……


   ほかに『15才で散ったふたつの生命』等を収録したサービス版

『こんにちはパパ』について 一覧へ戻る
 パパなんていらないと思ったけど、やっぱりいた方がいいなあ……。あたしがこんなにキレイな娘になったのも知らないで、どこにいるの……。

 私は高校2年生、妹の延子とお母さんと3人暮らしである。
 私には、4才の時、別れたきりのパパがいるはずである。両親はある事情で離婚したのだが、以来、パパが死んだのやら、あるいは生きているのやら、住んでいるところもわからない。しかし、私も妹も、ジメジメするのは大きらいだ。
 そんなことより、もっかのところ私の興味の対象は、2人のボーイフレンドである。夏川君はクリーニング屋の店員だが、大野心家。貯金を50万円も持っていて、将来はスーパーマーケットを経営するという。伊集君は高校の先輩で、大学2年生。親切でハンサムボーイである。
 ところが皮肉なことに、デイトの予定日に盲腸炎になってしまった。そして、ある日、私の病室に見知らぬ紳士が見舞いにきたのである。
 本書には、他に「男性よ集まれ」も集録。2冊分を1冊にしたサービス版。 

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