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表 紙 説 明
秋元書房ジュニアシリーズ249
書 名:どっちがどっち
著 者:大木 圭
初 版:S41.02.25
備 考:文庫版あり  秋元文庫ファニーシリーズ B2
     NHK少年ドラマシリーズ「どっちがどっち」の原作本
 夏子と冬子が、フタゴの姉妹として、高木家に生まれたことを、そのときは、だれも信じてくれなかったそうです。生まれたのが4月1日だったのですから、ムリもありません。
 少したってからお母さまは、ふたりをフタゴではなく、ただの姉妹として育てることに決心しました。それは、フタゴが見せ物やオモチャあつかいにされたくなかったこと。もうひとつ、ノンキなお父さまが、どっちがどっちだかわからなくなって、夏子のオシメだけ3回とりかえ、その間に、冬子にばかりミルクを飲ませた事実があるからなのです。
 ふたりは、幼稚園から別々のところに通い、この春、夏子は女子大の付属高校に、冬子は都立高校に入学しました。
 入学祝いの夜、お祝いのゴチソウを食べすぎて、ふたりとも病気になってしまいました。けれども病名は、夏子が胃ケイレン、冬子が大腸カタルでした。
 ふたりは似ているようで似ていない、似ていないようで似ている。まるで木の実のような姉妹まのです。さて、どのような事件が起こりますやら、ハジマリ ハジマリ