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| コバルト・ブックス 中扉の画 (現物に表紙がなかったので…) |
集英社文庫コバルトシリーズ 表 紙 |
説 明 |
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「困ったなア」について コバルト・ブックス版より 中学一年の桃子は、年中困ってばかりいる女の子。近ごろ桃子の関心はもっぱら顔にある。自分では美人のつもりだが、だれもそうは言ってくれない。同じクラスの野田三郎を意識し始めた桃子にとって、これは重大な問題だ。おまけに親友加奈子は、三郎が自分にケンカばかりふっかけるのを、『かれ、実はわたしが好きなのよ』と、信じて疑わないのだ。そんな恋愛心理学なんてあてにはならないと思いながらも、桃子は落ちつかない。そんなある日……。 カット/中沢 潮 文庫コバルトシリーズ版より 田村桃子は、Ｔ中学の１年生になったばかり。幼稚園のときからずっと、困ったような顔をしている。なかでもいちばんこまっていることは、両方のほっぺたの真ん中に、ふたつの小さな穴があることだ。 この穴は、ははが水ぼうそうのカサブタを無理にめくったためにできたアトなのだ。そんな桃子は野口五郎の熱烈なファン。だれにも言わないが、野口五郎と結婚することを夢みている。 カット/原田 治 |
