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表 紙 説 明
春陽文庫版 E−24−4

この文庫本はノーネームさんよりご提供
いただきました。ありがとうございました。
書 名:すばらしき友人(すばらしき級友)
著 者:中村八朗
初 版:春陽文庫版S49.01.15
     秋元書房版S38.01.25 再版:S39.08.25
備 考:秋元書房版は、改題前の元版と思われる。
それにしても、同じ内容の小説でも紹介文の書き方でずいぶん印象のちがうものになりますね。
   『 す ば ら し き 友 人 』に つ い て 春陽文庫版表紙解説より
 人口5万の小都市・川北市を舞台に展開する高校生の若者たちの日々の哀歓を興味深くえがく青春小説の名手・中村八朗の長編快作『すばらしき友人』たちの物語
堀口浩と彰の兄弟がのった小型トラックが四叉路で自転車にのった少女をはねた
 運転していたのは無免許の中学生の彰だったので、浩が弟をかばい自分が運転していたことにした。少女は彰と同級生の神谷霞であった。病院に霞を見舞った浩は、そこで意外な女性と顔を合わせた。それは幼稚園から高校まで同級生の神谷紅子であった。霞は紅子の妹だった。……北山高校3年生18歳の浩と中学生の彰の兄弟は東町通りの堀口文房具店の息子である。浩と同級生の小林と中山は仲よしだったが不良の駒井とその仲間と対立していた
秋元書房版ジュニアシリーズ168
   『 す ば ら し き 級 友 』に つ い て 秋元書房版裏表紙解説より
 堀口浩君は北山高校の3年です。浩君にとって最大の悩みは、自分の頭があまりよくないということです。その上、兄や弟が秀才なのでよけい目立って困ります。兄は東大生、弟は中学3年ですが、栴檀センダンは双葉より芳しき存在です。
 堀口君の家は文房具店です。ガンコなお父さんに優しいお母さんがいます。平和そのものの家庭ですが、彼にとってはゆううつなことばかりです。成績がよくないばかりに、悪いことはみんな彼のせいにされてしまうのです。そして前途に横たわる大学入試、浩君にとって人生はまさに灰色です。
 神谷紅子さんは、浩君のクラスメートです。幼稚園から小学校、中学校、そして高校まで同じクラスでした。紅子さんは才女です。美人でもあります。腕力に自信のある浩君は子供のときはよく紅子さんをいじめて泣かせたものでした。。しかし、高校生ともなると、気軽にふざけ会えません。いや、かえって遠き存在になってしまいました。
 ここはコンプレックスに悩む浩君の、曲折だらけの初恋が描かれています。学校の成績よりもっと大切なものがある、ということを浩君の生き方からくみとっていただきたいものです。
堀口  浩 ―― 川北市にある高校3年生。堀口文房具店の次男。秀才の兄弟にはさまれて四苦八苦している。
堀口  勇 ―― 浩の兄。東大法科に通っている秀才。
堀口  彰 ―― 浩の弟。中学3年、兄思いの秀才。
神谷紅子 ―― 川北市にある高校3年生。幼稚園から浩と同じクラスであった。神谷薬局の長女。
神谷  霞 ―― 紅子の妹で中学3年。彰とは同級。
駒  井 ――― 川北市にある高校3年生。札つきの不良。
藤井達也 ―― 紅子の親類で、堀口勇とは東大で同級。


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