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表 紙 説 明
 紫郎は、海岸を歩くのが好きな小学6年生。その時はいつも何か考え事をしている。今日も塚が崎の荒磯にある大きな黒岩のところまでやってきた。大潮の日、干潮のときにはその岩の割れ目や穴を通った海水が、人のつぶやいているような音をつくりだすのである。彼は、その岩をつぶやき岩と呼んだ。
 ある日、つぶやき岩から見える塚が崎の断崖に人影を見た。不審に思いながらも、ちょっと目をはなしたスキに人影はなくなっていた……
 塚が崎周辺には、旧陸軍が縦横に作ったトンネル壕が残っている。地元の人々は、もうさして気にも留めないが、数年毎に旧陸軍の隠し金塊探しやら、地下要塞の探検などといって話題に上るところである。
 紫郎が人影を見た後から、彼の周辺で何かが起りはじめた……。

さし絵:司  修


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