「高野浩幸 タイム・トラベル トーク ACT2(赤い月)」 参加報告
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 開催日:2018(平成30)年12月1日(土)

 場  所:神田神保町 ブックカフェ二十世紀

 時  間:12:00〜




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準備が進む店内の様子


 
 今回は、10:40頃に現地到着しました。

開催中の別イベントの関係で、会場は画廊風な感じになっています。









参加者も集まり始め、しばらくすると会場が暗くなり、「赤い月」がうつされました。







 
 

会場の様子

 
それから、少しの間を置いての、開演前の主催者様からの説明

 あらためて、このトークショーの開催説明と、高野浩幸さんはじめ、関係者の少年ドラマシリーズ100作目を切望する思いが語られました。

 
 


 
 12:00 ギャラリースペースにて、トークショー 開始。

 モニターに高野浩幸さんが現れます。  ここは、どこ??

実は、「赤い月」で泉役を演じた篠崎登さんを訪ねて、篠崎さんが社長を務めるナビッピドットコム株式会社の本社にお邪魔したとのことです。






 篠崎登さんからは、オーディションの時のことや、高校生役の若い人が多く、みんな仲が良かったこと、高野さんからは、稽古の様子など、平日は夕方からで、本番撮影は土日だったと・・・。NHKでは、やはりというか、配慮して進めてたんですね。

 他にも、「なぞ転」でのエピソードや、共演者だった塩屋翼さんの事に及ぶと、話は少ドラに留まらず、ガッチャマンや、超人バロム・1にまで広がっていくのでした。
 が、しかし・・・
 ここで、塩屋さんに会いたかったと言っていた篠崎さんに、サプライズ!!
 塩屋翼さんが、突然入室、フレームイン!!
 再会の奇跡をお二人とも喜んでおられました
  トホホ・・・シャッター切るのを忘れてました
 
 
 篠崎さんから、見せていただいた「赤い月」の台本と、当時の寄せ書き

 


 
 お二人の対談風景と、当時の撮影シーン(写真:村地弘美さんと、高野浩幸さん)

 

 モニターの両サイドには、塩屋翼さんと、篠崎登さんのサインが置かれています
 
 
 
 ビデオメッセージ終盤、画面から聞こえていた高野さんの声が、いつしか後ろから・・・
んん??

 高野さん、登場!!
 お召しのスーツは、スカーフ、シャツに至るまで画面内と同じ!!

 さすが高野さん、シーンチェンジを心得ていらっしゃる

 高野さん曰く、今まで篠崎さんとお会いしていて、急ぎこちらに来たとのことです。

 塩屋翼さんは、ビデオ内でもイベントに行けるかどうかわからないとおっしゃっていて、主催者さんもあきらめていたようです。

 
 




















 
 
 と、そこに塩屋翼さんがひょっこり、ご本人は「気になって、遊びにきた」とのこと
 「僕、お客さんだから!」

 最初、おふたりは壇上と客席でやりとりしていましたが、面倒になったのか、
 高野さんが「こっち来てよ」。 →→→ 塩屋さん、渋々壇上へ・・・。

 トークでは、塩屋さんが遊びに来られた事もあって、「赤い月」だけでなく、「海のトリトン」、「超人バロム・1」、「なぞ転」、「ミルナの座敷」、と話題満載でした。

○「海のトリトン」では
 ・塩屋翼さんの初声優作品でその時、中学2年生だったこと
  その時と、相前後して「ミルナの座敷」の撮影があったこと
  でも、塩屋さん自身は忘れていて、話すうちに色々と思い出されたようです

 話の流れでお互いの初出演作品は何?となって
  塩屋さんは、TVドラマ「木下恵介劇場 記念樹」1966年作 主演:馬淵晴子
  お兄さんの、
  塩屋浩三さんは、TV実写版「悪魔くん」1966年作、主演:金子光伸
  高野さんは、お聞きできなかったので調べてみると(wiki調べ)
  NHK朝ドラ「旅路」1967年作、朝ドラ最後の白黒作品、ヒロイン:日色ともゑ

○「超人バロム・1」では
 ・魔人アリゲルゲと、それまでの回で出てきた13人のドルゲ魔人が、一挙出てくる第14話について盛り上がる
  特に海のシーンなどでは、行川アイランドとタイ・アップしていてどこの撮影隊もよく行った
 ・メイク落としの時は、どうする??
  モノを大事にしなさいということなのか、「ドーランはもっと薄くつけて」とか「ティシュ1組は、うらおもて使って」と言われて身に付き、それをNHKでやっていると、メイクさんに「もっと使っていいですよ」と言われてしまった。

○「刑事くん」と、「超人バロム・1」に出演できたのは?
  番組プロデューサーが同じ人だったから〜 (チコちゃん風)
  平山亨さんです

○番組オーディションに行ったとき、高野さんがいるのを見て、塩屋さんのお母様が落胆した件
  高野さんが必ず受かり、自分の息子は落ちると思っていたそう

○高野さんが塩屋さんに連絡をとりたいと調べているとき、塩屋さんのお母さんは、見ていたCS番組に高野さんがでている事に気づき、そのことを塩屋さんに伝えた所、程なくして高野さんから、電話があった不思議

○佐久田脩さんは、佐久間さんと呼ばれても返事をなさるそうです。
  「さくた」を「さくま」とまちがって呼ばれることが多く、訂正するのも面倒だからとの事

○当時は、他人のせりふを本人にかわって、あてることがあった
  演技が上手でも、せりふ回しの苦手な子がいたりすると、塩屋さんや高野さんの声でアフレコすることがあった

○「赤い月」では
 ・橋爪功さんの演技に魅了された
  当時高校生だった高野さんによると、橋爪功さんの演技をみて、なんとナチュラルなお芝居をされる方だろうと、普通に自然に振る舞われることに、たいへん勉強になったそうです。

 ・そんな話をしている中、塩屋さんから、かわいかった坂本信子役の小林妙子さんと、撮影終わりに一緒に帰っていたと、爆弾発言かと思いきや、帰る方向が一緒だったという淡い思い出でした

 ・もっと衝撃的な話は、小西重介役の市山登さんが年齢をごまかしていたこと
  当時は、演じる役柄などによっては2〜3歳サバを読んでオーディションをうけることは、よくあったそうなのですが、市山さんの場合は、当時10歳サバ読んで受けて、合格していたことをあとになって知った。
  高野さんは、そういえば当時、市山さんは大人びた人だなぁと、
  感じていたそうです

 ・高野さんからは、今回の件とは別に村地弘美さんには以前、トークショーなどへの出演について聞いたことはあるが、強く固辞されており、今回も出演いただけたらと言う話はあったが、取りやめたとの事

 ・衣装の学生服は自前?疑惑
  塩屋さんや、小林妙子さんは自前だったそう、高野さんは高校が私服で、中学はブレザーだったので、衣装の詰襟学生服が着られてうれしかった

※そのほか、塩屋さんが詩吟を習っていることがわかって、高野さんがなんとか塩屋さんに唸らせようとしたり、ミニ詩吟教室になったり、塩屋さんは吟声と言えば思い出されるのが、大平透さんだと述懐されました

▽高野さんがお話しされるエピソードはとめどなく、惜しいのですがここに書ききれません、みなさん是非、次回の生トークショーをご覧下さい
 







 

 
 続いて、高野さん・塩屋さんへの質問コーナーです

○共演された小沢重雄さんとのエピソードや思い出があったら、お教えください

 ・当時、収録がない時は自然と高校生グループと、大人グループに別れていたこともあって、個別に何かお聞きするということはなかったですね
 ・小松方正さんとは、お父さん役ということもあって、お昼を一緒にということはありました
 ・スタジオドラマの場合は、楽屋があって別々になるけど、映画なんかだと空き時間も一緒に過ごすことが多かった
  山城新伍さんとご一緒したときは、下ネタの好きな人で聞きに寄っていくと「こどもはダメダメ」と追い返されました

○海のトリトンのプロデューサーだった西崎義展さんとのことについてお教えください

 ・当時、西崎さんは録音スタジオには、一度もいらっしゃいませんでした
  監督(当時の演出)の富野喜幸さんも、来られずその分現場は収録日程や進行管理がたいへんでした
 ・当時はどこの撮影現場でも撮影が順延すると、そのあとがよく押しました
  NGをだすと、メッチャ怒られました

○観覧者から、SPゲストを連れて来ましたと言われ、注目すると手には何やら・・・

    アリゲルゲ!!

 ・これには、もちろん塩屋さんも反応しました

  会場は、割れんばかりの拍手に包まれました。

 ・前述されていますが改めて高野さんから、説明がありました

  アリゲルゲが出てくるのは、第14話でそれまでに出てきた13人の怪人がすべて出てくる回で、アリゲルゲはそのリーダー的存在だった

 ・塩屋さんは、ゲスト主役だったのである

  塩屋さん本人は、ゲスト主役だったと聞かされても、「エッ、オレ、ゲスト主役だったの?」とおとぼけでした

 ・塩屋さんは、撮影に使われていた車、マッハ・ロッドがすごくカッコイイと思っていたらしいのですが・・・

 ・高野さんからは,行川アイランドからの撮影帰り、
  警察官が「その耕運機、高速走らせちゃダメだよ」と言っていたとか

  ちゃんと、仮ナンバーは取ってたんですけどね


※その後もいろいろエピソードはありましたが、トークショーはここで、一旦終了

 
 



 
 
 13:30 懇親会 開始

 会場のカフェスペースにて、懇親会が始まりました。

 今回は着席しているとはいえ、やはり懐かしい話にハナが咲き、喧噪状態でした
   でも心地よかったですよ


 
 


 
 併行して進められた、サイン会の様子

 サイン会終了は、14:15でした





 

 
 
高野さん塩屋さんを交えて改めて、乾杯!


 
 

 最後に、ご尽力下さった店長ご兄弟と、主宰として盛り上げて下さった
 高野浩幸さん、お忙しいのにお顔を見せて下さった塩屋翼さんとで、
 記念撮影です

 このあとお二人はお帰りになりましたが、一般参加の私たちは、しばらくオフ会
 を楽しむことができました
 私は17:30頃、失礼させていただきましたが、さて、全員が帰ったのは何時頃
 だったのでしょう
 
 
 おしらせ1

同人誌まぐま(私冊)PB10

「アニメと特撮のあいだに」

発売  告知



 高野浩幸さんが主宰するタイム・トラベルトークが

 始まったことを記念してライターでもある店長様が

 高野さんにインタビューした記事の載った同人誌が

 2019年1月発売となります。

 まずはコミケで、次いでネットに、またブックカフェ

 二十世紀でも受け付けています。

  1冊:500円(税抜き)
 
 
 おしらせ2

 2018/11/30 情報解禁 緊急告知!!


  少年ドラマシリーズDVDが廉価版新価格で発売予定!!
  絶版になっていたDVDのうち、人気の高かった6作品

 アンソロジーI     3024円  2019/3/22
 アンソロジーII     3024円  2019/3/22
 ユタとふしぎな仲間たち 3024円  2019/4/26
 なぞの転校生 全2枚  5400円  2019/5/24
 七瀬ふたたび 全3枚  8100円  2019/6/21
 つぶやき岩の秘密    3024円  2019/7/26
 さらに、
 六番目の小夜子 全3枚 8100円  2019/2/22

  税込廉価版新価格で予約受付が始まったとのことです。
  詳しくは、NHKエンタープライズのホームページヘ
  検索で作品名や、少年ドラマシリーズ、新価格、など検索ワードを入れれば
  他の廉価版作品も見られます。

  アマゾンでも、NHK 新価格の検索ワードで確認できます。
   
 
 今回で3回目のイベント報告作成、まだまだ考えることばかりでなかなか進みません、如何せんすべてメモ帳で作っているため、やはり、時間がかかってしまいました。
前回同様、エピソードのすべてをお伝えできなかったことをお許しください。また、主催者様には、許可を得ておりますが、不都合がありましたなら、ここに、ご連絡ください。
最後になりましたが、このイベントを企画していただいた、ブックカフェ二十世紀店長様、同スタッフ様、その他このイベントの成功のために、ご尽力下さった皆様に感謝いたします。心底楽しむことができました。ありがとうございました。