一覧へ戻る |
表 紙 | 説 明 |
---|---|
秋元書房ジュニアシリーズ195 |
書 名:純情高校生 著 者:赤松光夫 初 版:S39.03.10 備 考:この表紙のモデルは、高校卒業直前の大原麗子さんです。 Y193のカットと同じときに撮影されたもの |
美人の女生徒をめぐって、第一高校と第二高校との悪知恵コンクール! 四国のある田舎町。ここには二つの高校があった。第一高校は秀才校だが、第二高校は女生徒の多い高校で、ここの男生徒は、おつむの方があまりパッとしない。 新学期に第二高校の3年へ都会からアカぬけのした美人が転校してきた。名前は吉永明子、彼女はたちまち町じゅうの高校生の注目の的となった。 青山信三、馬場英吉、宮川裕は、第二高校のいたずら三人組である。彼らは、なんとかして明子に近づこうと、その機会をねらっていた。 だが、いかんせん、通学のバスの中で、やっと明子を見つけたのもつかのま、「どうぞ、すわってください」と明子に席をゆずったのは、第一高校の秀才福田茂也であった。福田と明子は楽しげに話をしだしたではないか。 それだけではない。福田たち第一高校の男生徒は、第二高校つぶよりの美人たちをテニスにさそったりして、わが世の春をおうかしだした。 われら三人組、よだれをたらして見ていられるかい! と奮起して悪知恵をしぼったのは青山信三たちですが……どうなることでしょう。 | |
主 要 人 物 青山信三 ――第二高校3年生。いよいよ受験勉強に専心しなければならない年だというのに、ガールフレンドのことに気をとられ、模擬試験の成績も上がらない。 吉永 桜 ――小学校、中学校、高校を通じて信三とは同級生。呉服屋の娘で美人。 吉永明子 ――桜のいとこ。神戸の高校から第二高校に転校してきた、明朗快活な女生徒。 馬場英吉 ――信三の親友。第二高校野球部のピッチャーだが、勝ったことがない。 宮川 裕 ――信三の親友。ずうずうしい劣等生。 坂本一郎 ――信三たちの先輩。名は一郎だが二浪(二年浪人)。そこで通称ジロウ。 福田茂也 ――第一高校の秀才。女性にやさしい。 宇山直志 ――第一高校野球部のピッチャー。茂也の一の子分。 山鹿圭介 ――ハンサムな京大生。 |