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表 紙 | 説 明 |
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秋元書房ジュニアシリーズ187 |
書 名:女子高校・男子高校 著 者:川上宗薫 初 版:S38.11.10 備 考:文庫版あり 秋元文庫ファニーシリーズ B60 |
「ゼッタイ東大はおちてみせる」という変な秀才と、オッチョコチョイの女生徒のヘンチクリンなデイト! 里見晴子さんは、公立高校の入試に失敗して、三流の女子高校に入りました。中学では、とっぴょうしもないことをして女の子を笑わせてくれる男生徒がいたのですが、女子ばかりの高校なんてあじけないばかりです。 結城誠太郎クンは、東大入学率が高いことで有名な男子高校の2年生です。この高校は、東大病にとりつかれたガリ勉派ばかりです。彼らの前には恋もテレビもハイキングもありません。その中で、結城クンだけは変わっています。きっと東大を落ちてみせると断言して遊んでいるのです。 こんな結城クンと晴子さんが、通学電車の中で知り合うようになりました。 「ぼくにガールフレンドを紹介してくれませんか」と言ったのは、結城クンです 「どんな人が好き?」 と言ったものの、晴子さんの心の中はおだやかではありません。 変な秀才と、オッチョコチョイの女生徒の奇妙な交際は、かくして始まりました。 文庫版とは、紹介文の表現が若干変わっています。昭和38年と昭和51年の時代背景があるのですね。 |
主 要 人 物 里見晴子 ―― 姫松高校1年生。この高校は女子ばかりの学校である。有名校ではないが、しつけだけはうるさい。晴子は公立高校の入試に滑って、やむなくこの高校に入った。 佐藤八千代 ― 晴子と同級。テレビの影響を多分に受けた現代娘。出しゃばりで早のみこみ。 結城誠太郎 ― 玉泉高校2年生。この高校は男子ばかりの学校で、東大入学率が高いことで有名。誠太郎は学校でも有数の秀才だが、大の東大ぎらいという変わりもの。 高永為夫 ―― 誠太郎の中学時代からの親友で竜門高校2年。この高校も男子校。為夫は野球の選手で頭はともかく、色黒く、男性的魅力万点。 杉川智子 ―― 女子ばかりの絹岡高校3年生。高永の魅力にとりつかれ、野球狂となり、試合のたびに応援に出かける。 文庫版とは、主人公2人の高校年が変わっています。どうもこちらのほうのまちがいのようです。 |