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表 紙 説 明
― 一女子高校生の東大受験日記 ―
 ここには、一人の平凡な女子高校生の五条耀子さんが、東大合格までどのような受験生活を送ったかが綿密に綴られてある受験報告書です。

赤尾好夫/評  入試という戦いはフェアプレーな戦いである。コネも同情も通用しない。その点、この日記は多くの受験生にとっては、自分の生活を鏡にうつしたようなものであるし、これから受験生活に入るものにとっては、合格の秘訣を書いた教科書のようなものであろう。

▽五条耀子さんは岡山の高校生でしたが、どうしても東大へ入りたいと思い、二年の時、一人で東京へ出て、東京の高校に転校しました。それから二年間、おばさんの家にイソウロウしながら受験勉強を開始した結果、現役で東大理T合格の栄冠を獲得したのです。
▽本書は五条さんの二年間の日記です。ボーイフレンドでもある岡山時代の先輩の東大生の献身的な指導、イソウロウのつらさとホームシック、何回かのスランプ、失敗を重ねていく勉強計画など興味はつきません。
▽この日記により、先生やお母さんたちに高校生の心の中を知っていただきたいものです。また受験生が五条さんと同じ毎日をすごせば、必ず大学入試に成功することでしょう。その点参考書以上の役割を果たす合格術の本とも言えます。