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表 紙 | 説 明 |
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秋元書房ジュニアシリーズ95 初 版 本 再 版 本 |
書 名:初恋物語 原 題:Ein Stuck vom Himmel 原 案:パウル・ヘルウィッヒとユリアーネ・カイの共同脚本 訳 者:小室 寛 初 版:初版S34.12.20 再版:S41.07.15 備 考:映画「ザイラーの初恋物語」(1958年・オーストリア)の原作本 主演:トニー・ザイラー(デビュー作) 監督:ルドルフ・ユーゲルト ※パウル・ヘルウィッヒとユリアーネ・カイの共同脚本を監督のルドルフ・ ユーゲルトが撮影後まとめたものと思われますが、初版本、再版本とも そのへんの記述はありませんでした。再販本は解説部分が削除されています。 初版本の裏表紙の映画スチールカット |
『初恋物語』 に つ い て トニー・ザイラー主演映画化の名作。 高校最上級生のクリスチーネはクラスメートのエリカとスキーにいった。クリスチーネには従兄で父も信頼しているボーイフレンドのロニーという青年がいたが、彼女はなぜかロニーに愛を感じたことはなかった。たまたまスキー場では大競技大会が行われたが、それに出場し、回転、大回転に優勝した大学林学部の学生ペーターとクリスチーネは知り合い、ほのかな慕情をおぼえるのだった。恋とは、身のふるえるようなものだとするなら、ペーターとの間は恋というべきものなのだろうか。だが、クリスチーネは自分の名もつげずに彼と別れてしまった。 春がすぎて、夏がいつのまにかやってきた。クリスチーネの家は高原の美しい湖のほとりにあった。そこには、友達のエリカやそのボーイフレンドや、ロニーなどがおしかけて楽しい毎日がつづいた。ある日のことだ、クリスチーネは、町のガソリンスタンドでペーターを見た。ペーターは夏休みのアルバイトにこの高原の町のガソリンスタンドに友達ときていたのだ。二人の間には見る見るうちに愛情がめばえていった。クリスチーネが湖で溺れかかった時に、みごとな水上スキーで助けたのもペーターだった。二人はみんなにかくれて、湖畔や、花畠を歩いた。 しかし、クリスチーネとロニーは、もう婚約していたのだ。ペーターはそのことを知った時、一人、クリスチーネの幸福を祈って去って行こうと思った。彼はシカゴに留学することにしたが………… | |
主 要 人 物 役者名はキネマ旬報DBより クリスチーネ ―― (イングリッド・アンドレー)ハイスクールの最上級生。ミュンヘン近郊の湖畔の家で、父と二人で暮らしている。 ペーター・ケラー ― (トニー・ザイラー)ミュンヘン大学林学部の学生で、スキーの選手。冬山のスキー場でクリスチーネとはじめて知り合う。 エ リ カ ――― (マルギット・サード)クリスチーネの同級生で、親友。 ウ ィ リ ー ―― (ゲオルク・トマラ)ペーターの親友で、ペーターのスキーのコーチをする。 ロ ニ ー ――― (エリック・シューマン)クリスチーネの婚約者。彼女の家のマネージャーもしている。 ジ ャ ッ キ ー ―― エリカのボーイフレンド。イギリスの大学生。 ヨ ハ ネ ス ―― ガソリンスタンドの店員。 エリフリーデ ――― 無銭旅行してきた少女。 プ レ ー ル 氏 ―― クリスチーネの父。 ミ ュ ー ラ ー ―― ガソリンスタンドの主人。 ヨ ー ゼ フ ス ―― プレール家の執事。 |