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表 紙 | 説 明 | |
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秋元書房ジュニアシリーズ79![]() |
書 名:南十字星の下 原 題:DAGLI APPENNINI ALLE ANDE 著 者:フォルコ・クイリチ 訳 者:仲嶺真武 初 版:S34.07.05 備 考:映画「南十字星の下」(1959年・イタリア)の原作 主演:マルコ・パオレッティ 監督:フォルコ・クイリチ エドモンド・デ・アミーチスの著名な小説「クオレ」の中から、日本では「母を尋ねて三千里」の訳名で知られている挿話が原作としてとりあげられている。(キネマ旬報DB解説より) | |
ブエノス・アイレスのおじいさんの看病に出かけたまま、消息をたってしまったママを探し出すために13才のイタリアの少年マルコは、北イタリアから南米行きの移民船にもぐりこんだ。はじめ船底に隠れていたが、すぐに船員にみつかってしまった。しかし人のいい旅芸人のおかげで、やっとブエノス・アイレスに着くことができた。だが、たずねるママはもうそこにいなかった。 マルコは空腹と疲労でくずれるように町角に倒れてしまった。気がついた時、彼は慈善病院のベッドの中にいた。しかもママは2年前に悪漢におそわれ、過去の記憶を失い、ある人の世話でそこから300キロもの奥地にいってしまったという。 | ||
裏 表 紙 | 巻 頭 ペ ー ジ ( 映 画 の シ ー ン か ら の カ ッ ト 集 ・抜 粋 ) | |
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主 要 人 物 マ ル コ ―― この小説の主人公で、13才のジェノバの少年。移民船にもぐりこんでアルゼンチンに渡り、幾多の苦難に打ち勝って、行方不明となっていた母を探し出す。 ラ ウ ラ ―― マルコの母。祖父の看病のためにブエノス・アイレスに出かけたが、帰国直前に悪漢におそわれて記憶を喪失し、家族との音信が普通となる。 カロジェーロ ―― 南米に渡る旅芸人。大西洋横断の中でマルコと知り合い、その危難を助ける。 サルバトーレ ―― カロジェーロの仲間。 ロ ・ ビアンコ ―― 移民船のコック長。傲慢なシシリア人だが、マルコの事情を知って同情する。 船 長 ―― パラナー川をさかのぼる蒸気船カルロッタ号の船長。マルコと同郷人。 ソ ー レ ―― 太陽(ソーレ)というあだ名でよばれているナポリ出身の孤独な移民。 ホ ア キ ン ――― 大草原を横断する幌馬車隊の隊長。 メ ネ ー キ ス ―― 鉄道技師。マルコの母が使われている家の主人。 |
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表 紙 見 返 し 解 説 よ り うまれ故郷をあとに、わが家をとび出した13才のイタリア少年マルコは、北イタリアのジェノバ港から南米行きの移民船にもぐりこんだ。おじいさんの看病にブエノス・アイレスへ出かけたまま2年も消息を絶っている母を探し出すために。 わが子のあとを追って馬車を走らせた父がやっと港についた時は、もう船は出帆した直後だった。はじめマルコは船底にかくれていたが、すぐに船員にみつかってしまった…… 大西洋横断の困難な長い航海のすえ、やっとマルコはブエノス・アイレスに着いたが、お母さんはもうそこにはいなかった。疲労と空腹のため、マルコはくずれるように倒れたまま意識を失ってしまった。ふと気がついた時、彼は慈善病院のベッドの中だった……。しかもお母さんは西北に300キロもいったロザリオというところにいってしまったという。 病院を抜け出したマルコは、大きなパラナー川をさかのぼるカルロッタというボロ蒸気船に乗ることができた。幸運にも船長が同郷人だったので、無料で船旅をすることができたのだ。 マルコは、やっとの思いでロザリオについた。しかし彼を待っていたのは前よりも悲しい絶望だった。お母さんはそこから2000キロもはなれたボリビアとの国境の小さな町、ティルカーラへいってしまったという…… どこまでもつづく荒涼たる大草原。幾多の苦しみとつらさは、マルコの姿を日に日にみずぼらしくしていった…… |