秋元書房ジュニアシリーズ５７　夕映え

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表　紙	説　明
秋元書房ジュニアシリーズ５７	書　名：夕映え原　題：Girl in a Hurry 著　者：ヴィオラ・ロウ訳　者：大久保康雄初　版：Ｓ３３．１０．３０備　考：翻訳権所有
秋元書房ジュニアシリーズ５７	『夕　映　え』について　ミッシイは、末っ子で、お母さんと２人ぐらし。もう高校の最上級生だというのに、チビなため家でも学校でも、子供あつかいです。　ある日、お母さんの留守に、ララミーという上品な中年の婦人がたずねてきて、彼女にアルバイトをすすめました。毎日お小遣いは入るし、念願のドレスも買うことができました。それを着てパーテイに出かけたりして、ずいぶん得意だったのですが、それもつかの間、実はララミーはサギ師で、集まったお金をもって逃げていってしまいました。すっかりお母さんにおこられたミッシイは、それからのお小遣いは１セントも残さず、その弁償にむけねばなりませんでした。　ジョーという大学生は、ミッシイがお金を返しに来た時、お金はいらないからデイトをしようと誘います。だがミッシイはジョーにお金をたたきつけて逃げてきます。今ではジョーばかりでなく、町中の人がミッシイのことを噂するようになりました。新学期になって学校に行くと、みんなからひやかされ退学したくさえなります。　ミッシイはこれにこりず、また別のアルバイトを始めます。それはいろいろな料理を作って友達に食べさせるのです。しかし、これも文句ばかり言われて失敗でした。　やはりミッシイは子供だったのでしようか？　どうしてどうして彼女は立派な大人だったのですが……
主　要　人　物メリッサ（ミッシイ）・リチャードソン ― シカゴ市郊外のウィローヴェール高校２年生。５フィートに足らないチビの女の子で、二男一女の末っ子。母親から子供扱いされるのに大の不満をもっている。ドリス・リチャードソン ―― ミッシイの母。未亡人で、シカゴの世論や信用調査をする会社に勤めている。ケレン・ヴァンダグリスト ― すらりとした金髪の少女。ミッシイの仲良し。タップ・ポーター ―――― クラスメートの男の子。フランク・ティネイ ―――― ケレンのデイトの相手。ルシル・ララミイ ―――― ミッシイに写真クーポンの行商をアルバイトさせる女。クラレンス・セウィック ―― 町の古い写真館の主人。ジョー・パーカー ―――― センター・カレッジの学生。ウィローヴェールの町会議員の息子。アラン（アル）・ワード ―― 背が低いが快活な男の子。高校の人気者。ジャネット・ストーン ――― 美人の少女。ミッシイたちの同級生。ジョン・バーグ ――――― ウィローヴェール警察署長。

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