秋元書房ジュニアシリーズ４８　としごろ

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表　紙	説　明
秋元書房ジュニアシリーズ４８	書　名：としごろ原　題：WAIT FOR MARCY 著　者：ロザモンド・デュ・ジャーディン訳　者：大久保康雄初　版：Ｓ３３．０６．１５　　再版：S38.09.15 備　考：翻訳権所有
秋元書房ジュニアシリーズ４８	この本の表紙は、当時としては相当斬新なデザインではないでしょうか。実物はすごく素敵です。でも本の状態があまりに痛んでいて、シミやカビなどでところどころ変色してしまっているので、モノクロで収録しました。状態の良いものがあれば、必ず欲しい一冊です。やっと美品を入手しました。2004.06.11 　この本には、ひとつ違いの兄妹が｢としごろ｣をいかに過ごしたかが、とてもよく描かれています。
主　要　人　物マーシイ・ローデス ― この物語の主人公。ウェストフィールド高校生で、黒い大きな眼、褐色の髪の、かわいらしい１５才の少女。ケン・ローデス ――― マーシイの兄。１７才の生意気ざかりの少年。マーシイと、けんかばかりしているが、根は妹思い。ジョージ・ローデス ― ケンとマーシイの父。大きな印刷会社の支社営業部長。リラ・ローデス ――― マーシイたちの母。スティーブ・ジャドソン ― ケンの小学校時代からの親友。スマートな男の子。ローズマリー ――― ケンのガール・フレンド。リズ・ケンダル ――― マーシイの一番仲良しの少女。デヴォン・メリオット ―― ニューヨークに住むリズのいとこ。夏休みにリズの家へやってくる。都会的な洗練された美少女。ジェリー・ボナー ―― マーシイの父親の会社の新しい部下。一時ローデス家に止宿する。色浅黒く、がっちりした２７、８才の好青年。
『としごろ』について　　　表紙見返し解説より　１６才のマーシイは、クリスマスプレゼントに白の夜会服を贈ってもらったが、それを着る機会がまだありません。内気な彼女は、男の生徒とパーティに行ったことが一度もありません。ひとつ年上の兄のケンは妹思いのオセッカイで、親友のジャドソンに｢僕の妹が君とデイトしたいといってるぜ｣とうそをつき、妹のマーシイには｢ジャドソンがお前とパーティに行きたいといっていたぜ｣と真面目な顔をしていいました。ケンのサクリャクとは知らずにマーシイは、初めて白の夜会服を着てパーティに出かけていきましたが…… 　マーシイの友達の家にニューヨークからメリオットというもの凄い美人が遊びにきました。すっかりメリオットに夢中になってしまったケンは、彼女の誕生日になんとかしてプレゼントをしたいと思うのですが、毎日のデイトですっかりお小遣いを使いきってしまいました。そこで妹や友達に借金を申し込んだり、アルバイトを探したりして、やっとの思いで豪華なコンパクトをプレゼントすることができましたが、カンジンの彼女は……… 　マーシイにとってはチャッカリ屋の兄のケンなどいないほうがよっぽどいいと思うことがしょっちゅうあります。なんだかんだ言ってはお小遣いをまきあげるし、親切そうにしてくれる時はうっかりできません。それでもやっぱり、ケンがいるとほんとに困った時はとても助かります。

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