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表 紙 | 説 明 |
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秋元書房ジュニアシリーズ31 |
書 名:ブルックリン横町 原 題:A Tree Grows in Brooklyn 著 者:ベティ・スミス 訳 者:飯島淳秀 初 版:S32.10.15 備 考:本邦初訳 1945年映画化 ブルックリン横丁 エリア・カザン監督 アメリカ作品 |
ニューヨークの下町の貧しい家に生まれた少女フランシーが、16才の年頃の娘になって素敵な青年にめぐりあい、初めてのデイトの幸福をつかむまでの、いろいろな経験、多感な少女期の人生の哀歓を描いたものです。 150万部を売り尽くしたベストセラーで、名監督エリア・カザンによって映画化され日本でも大評判の傑作です。 | |
主 要 人 物 フランシー・ノーラン ― この小説の主人公、空想好きな少女。 ニーリイ ――― フランシーの弟で一つ年下。 ケイティ・ノーラン ―― フランシーたちの母、ロムリーおばあちゃんの四女。 ジョニー・ノーラン ―― フランシーたちの父で、歌手兼給仕人として働いている。 シシーおばさん ―― ロムリーおばあちゃんの長女。つまりフランシーの伯母。 エヴィおばさん ―― ロムリーおばあちゃんの三女。陽気な伯母。 メリー・ロムリー ― ケイティたちの年取った母親、フランシーたちのおばあちゃんである。聖女のような婦人。 マックガーリティ ― 親切な酒場の主人。 マックシェーン ―― 中年すぎの巡査部長。 ベン・ブレイク ―― 苦学しているまじめな19才になる青年。 リー・ライナー ―― フランシーがふと知り合った田舎の若い出征兵士。 |
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裏 表 紙 解 説 よ り 『ブルックリン横町』の主人公は、ニュー・ヨーク市の下町、ブルックリンに生まれた少女フランシー・ノーランです。どんなに貧しくても、どんなに苦しくても、どんなに悲しくても、フランシーはいじけません。すくすくと伸びてゆきます。いつも夢を追い、いつも希望をもって。 フランシーの父、ジョニーは美男子で、やさしくて歌の上手な人でしたが、大酒のみでした。いつも酔って帰って来る父のことを、少女フランシーは悲しい日記につづっています。 素晴らしい美人のケイティとジョニーは、まだどちらも十代の若い時に恋をして、結婚しました。人生に経験の浅い若い二人ののんきな結婚生活、そしてフランシーの生まれる時のあわて方はおかしくもあり、哀れでもあります。 ニーリイは可愛い弟です。お母さんのケイティはニーリイのほうを可愛がっていますが、フランシーはやきもちも焼かず、ひとつ年下の弟をとてもよく可愛がります。 この小説は小さな少女のフランシーが年頃の娘になって、素晴らしい青年にめぐり会い、初めてのデイトの幸福をつかむまでのいろんな経験、多感な少女期の人生の哀歓を描いたものです。ベスト・セラーになって何百万と売れ、名監督エリア・カザンによって、映画にもなって日本でも「ブルックリン横丁」という題名で公開され、劇化されてブロードウェイの劇場では記録的なロング・ランを見ました。16カ国語に訳され、世界中で読まれ、大きな感動をよび起した作品です。 |