表 紙 説 明
秋元ジュニア文庫 A4
書 名:午前0時は発明タイム
著 者:上田しげし  絵:東 幸見
初 版:S57.08.20
備 考:秋元文庫ファニーシリーズB59「もっか青春発明中」
     の改題版
     表紙カバーの紹介文より
 中学1年の西 真介は発明が大好き。
 茶の間の柱時計がコーン、コーンと午前0時を打てば真介の頭にすばらしいアイデアがひらめく。
 いままでに作ったケッサクは
 「連続放火魔タイホ装置」 「みつからないカンニング装置」
 「教育ママしゅう来警報装置」など、いっぱいある。
 だが、すべて成功作だといえないことが残念だ。失敗作だって、たまーにでてくる。が、真介は失敗してもなんのその、コリた様子もなく日本のエジソンめざしてになるとがんぱっている。
 真介の発明品をつくる手つだいをしてくれるのは自動車修理工場の池田のオッサンだ。このおじさん、ヘソまがりなところはあるが真介とは妙に気があう、いい仲間だ。
 そして、真介の発明は日本一だと信じている親友の南郷堅太。あこがれのマドンナ、水谷マスミがからんで、次はどんな発明を考えていることやら……。
     主 要 人 物
西  真介 ── 発明マニアの中学1年生。ひまさえあれば何かアイデアを練っている。だが彼の考えつくのは、いつもどこか間の抜けた珍発明ばかり。それがもとで、いろいろな騒動をまきおこす。
南郷堅太 ── 真介の無二の親友であり、その発明の数少ない理解者のひとりでもある。体重80キロのジャンボ少年。
水谷マスミ ─ クラスでいちばんの美人で、男生徒たちのあこがれの的。真介も、もちろん熱烈なマスミ・ファンだ。
西 あかり ─ 真介の姉、中学3年生。真介の発明には批判的で、いつでもその弱点をついて彼をくさらせる。
池田のオッサン ─ 自動車修理工場を経営するヘソまがり親父。なぜか真介とは気が合って、発明品製作のよき協力者となる。