表 紙 説 明
秋元文庫ファニーシリーズ B9
書 名:ハートにきた仲間
著 者:幻 余次郎   絵:赤坂三好
初 版:S48.12.15
備 考:B6判美装本あり  秋元書房ジュニアシリーズ 171
 蜜峰高校で、2年3組といえば問題を起こすことで有名である。事件を起こすことを人生最大の楽しみとしている木島三郎を中心にどんなハプニングが起こるのやら、みんなは戦々恐々である。
 木島三郎が現れるところ、いろんな人が両手でハートをおさえるのだがすでに手おくれ。彼らのハートは完全に分解してしまうのだ。
    蜜蜂高校2年3組の面々
木 島 三 郎 ―事件をおこすのを人生最大の楽しみとしているイタズラもの。校長先生のおへそのゴマの色から、用務員のオバさんのフロ敷のツギの数まで、蜜蜂高校に関することは何でも知っている情報屋
佐々木章次郎 ―クラス一のハンサムボーイをもって任じているが、実際はそれほどもてていないし、ハイキングに世界地図を持っていくようなおっちょこちょいである。
浅木ゆめみ ――クラス一の美人。章次郎の学説によると、そばによると、ハチミツのような、若草のような、よく日光で干したふとんのような匂いがするそうである。
野々田先生 ――2年3組の担任。いささか生徒に甘すぎると、同僚の先生から注意されている。
その他、2年3組には、分別くさいクラス委員の箱田君、いつでも3800円ぐらいは持っていそうなお金持ちの大山君、コマーシャルソングならなんでも知っているコマキチこと、坂野君等、人材が豊富である。