表 紙 | 説 明 |
---|---|
SF・シリーズ E61 |
書 名:SF 火星のプリンセス 著 者:エドガー・ライス・バローズ 訳 者:谷元次郎 さし絵:小松崎 茂 カバー絵:高井吉一 初 版:S53.03.31 備 考:B6判あり YOUNG SERIES 2 |
表 紙 カ バ ー の 解 説 よ り 本書「火星のプリンセス」はエドガー・ライス・バローズの歴史的な『火星シリーズ』の第一巻となった作品で、このシリーズはスペース・オペラ(宇宙活劇)の代表的な傑作とされている。一口にSFといっても怪獣ものやロボットもの、あるいは地球侵略のテーマとかタイム・トラベルものなど、いろいろな種類があり、スペース・オペラもその一つである。 地球から単身、テレポーティションにより瞬間に5億2000万キロ彼方の火星へ移動し、妖怪変化のようなBEM(怪獣)を相手に縦横無尽の活躍をし、逆境にあって屈せず、義に厚く情にもろい本編の主人公ジョン・カーターこそ、スペース・オペラ不朽の英雄といっても過言ではないであろう。 |
|
登 場 人 物 ジョン・カーター …… 地球人。バージニア州出身の南軍大尉。無鉄砲なほどの勇気とすぐれた体力を持ち、火星の王女を助けて大活躍する。 デジャー・ソリス …… 火星の赤色人。地球人そっくりの美しい女性。ヘリウムの皇帝タルドス・モルスの孫娘で、王女(プリンセス)。 タルス・タルカス …… 火星の緑色人。勇敢なサーク族の副首領。ジョン・カーターとは不思議な友情で結ばれ、味方となる。 ソ ラ ………… 火星の緑色人。心のやさしい侍女で、ジョン・カーターの味方。 サ ル コ ジ ャ ……… 火星の緑色人。陰険な年寄りの侍女。 ウ ー ラ ……… 火星の怪獣。みにくいがジョン・カーターの忠実な番犬として活躍する。 ロルクワス・プトメル … 火星の緑色人。サーク族の首領。 タル・ハジュス ……… 火星の緑色人。サーク族のどう猛な皇帝。 タルドス・モルス …… 火星の赤色人。火星の平和を願うヘリウムの皇帝。 カントス・カン ……… 火星の赤色人。ヘリウム海軍の士官で、単身デジャー・ソリスの捜索の旅に出る。 |