表 紙 | 説 明 |
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YOUNG・シリーズ E25 |
書 名:終りのない旅 著 者:南 英男 初 版:S50.11.25 備 考:南 英男 青春問題小説シリーズ 3 |
田所修一と君島圭子は、高校生。美術部の先輩後輩である。 校内の噂のカップルであったが、圭子は夏休み中にバイトしていた信州の親戚の民宿から戻ってから、修一を避けるようになっていた。 修一には、わけがわからない。 ある日、圭子の親友久保弓子に彼女からの手紙を渡された。 そして、修一はすべてを知った。 圭子は…、彼女は信州にいる時、道を尋ねた若者らの車にうかつにも乗り込んでしまい、乱暴され辱めを受けていたのだった。 修一は腹立たしさ、無念さの中、街を徘徊した。 「これは、事故なんだ」、頭ではわかっていても、どうにも割り切れない中で、行きずりの女、香山里子と交わした一夜……。 修一はふっきれた思いで、名古屋に転校してしまった圭子に逢いに行くのだが……。 同時収録 砂漠にブルースを 美しい密告者 |
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主 要 人 物 田所修一 ── 都立高校3年生。美術部に在籍、真面目な性格で、圭子への募る思いとはうらはらに欲望を自制している。 君島圭子 ── 2年生、修一のガールフレンド。初対面のとき、部室の石膏像に口づけしていたのを修一に見られてしまう。 香山里子 ── 女子大生、姉のスナックでバイトしている。修一の初体験の相手。 久保弓子 ── 圭子の親友。圭子を思いやり何かと世話をやき、修一と圭子との連絡役となる。 |