表 紙 説 明
秋元文庫ファニーシリーズB40
書 名:わたしは高校二年生
著 者:中村八朗  絵:岩田ひろまさ
初 版:S50.07.05
備 考:
私は久我由紀子、女子高校の2年生。妹の万里子は同じ高校の1年生。末っ子の夏樹は中学1年生である。父の太郎は48才のロマンス・グレーで、地方の新聞社につとめている。母のみつ子は42才で古風でしとやかである。
その他、ボンという雄犬と、ミイという三毛猫のメスがいる。
女子だけの高校に不満をもっていたこの私に、ある日ひょんなことから初恋がおとづれたのです。どんな恋かって
それはこの本の中に………。
       主要人物
久我由紀子 ─ 女子高校2年生で17歳。三人姉弟の長女。年のわりにはませているし、おとなであると自分では思っているが、実際はどうであろうか この小説をお読みください。
久我万里子 ─ 由紀子の妹。同じ高校の1年生、16歳の生意気ざかりである。最近姉の権威もみとめようとしない傾向がある。
久我夏樹 ── 13歳で中学1年生。姉弟のなかでは一番頭がよく、この分では東大に行くかもしれないと両親は思いこんでいるが、そううまくいくかどうか……。
堤  節子 ── 由紀子のクラスメートで隣にすんでいる。相当な美人でスタイルもいい。
堤  一朗 ── 節子の兄で高校3年生。大学受験勉強中。
南部正美 ── 由紀子のいとこで、浪人1年。医者である母の後をつぐために東大の医科を志望しているが、ノイローゼぎみである。
川北竜夫 ── 一朗のクラスメート。米屋の三男坊で、受験勉強中。