表 紙 説 明
秋元文庫加藤諦三文庫 A6
第一篇  青春相談室
第二篇  青春のエッセイ
書 名:青春相談室    
著 者:加藤諦三     
初 版:S51.01.31
備 考:
全国の男女高校生の進学、異性、学校、先生、友情等の悩みにズバリ回答する。

 青春時代は、悩みのあるのが正常であろう。何の悩みもないとすれば、その人の方が異常なのである。
 誰もが傷つくことなしに、青春をすぎていくことはできない。そして、その傷がふかく苦しみが大きければ大きいほど、そのあとの再生もまた素晴らしい。その傷の深さは再生の輝きに比例する。
 しかし、如何に傷の痛みは再生のための陣痛であるとしても、その痛みに敗けてしまってはならない。その痛みに耐え自らを変革し得た時、再生の日がくるのである。
 この本が、青春の痛みに耐えかねている若者に、何らかの助けになるならば著者のこのうえない喜びである。
 若者たちが青春の傷の痛みに敗けないことをいのりつつこの本を書いた。
加 藤 諦 三